2008年5月20日(火)から24日まで、4泊5日で香港を旅してきました。
旅の目的は、中小企業診断士の長かった試験勉強の疲れを癒すことです。昨年の3月以降、休みなく勉強を続けてきたことへのご褒美といったところです。でも、人口密度の高い香港に癒しのスポットがあるのかな、とも思いながら旅立ちました。
香港に着いたら、いきなり復路便キャンセルの電話…
今回、旅先に香港を選んだ理由は、岡山-香港間に直行便が就航して、香港がグンと近くなったからです。
しかし、香港に着いて、早速ハプニングがありました。バスで、空港からホテルに移動中に、日本の旅行会社から私の携帯電話に電話がかかってきました。なんと「帰りの飛行機がキャンセルになった」とのこと!確かに行きの飛行機の乗客も少なかったので、帰りの便も同じような状況だったのかもしれません。結局、帰りは名古屋便で帰ることになってしまいました。
香港について早々、出鼻をくじかれるような連絡でした。。。
香港までの空路は順調でしたが、香港が近づくにつれて、天候が悪化し、空港はどしゃ降りでした。ホテルに着くまで、どしゃ降りは変わらずでしたが、ホテルに着いた後、尖沙咀(チムシャーツイ)の街を歩いている間に雨が上がりました。ラッキーなことに、これ以降は、曇りの日はあっても、雨が降ることはほとんどなく、なかなかの香港観光となりました。
夕食を買いに、スーパー、コンビニに行きましたが、パン類が非常に充実している印象を受けました。また、セブンイレブンの店舗数がすごく多い、という印象も持ちました。
ホテルは、「YMCA香港」のオーシャンビュールーム(海の見える部屋)に泊まりました。想像以上に夜景がきれいでした。
尖沙咀(チムシャーツイ)を観光
翌日、5/21(水)は曇りの1日でした。
海沿いの景色を眺めた後、尖沙咀(チムシャーツイ)の大通りである、ネイザン・ロードを北に歩きました。
最初に行き着いたのは、九龍公園です。この人混みと喧騒の中にあって、九龍公園は落ち着いて静かな公園でした。たくさんの鳥を飼育していて、緑のシャワーも浴びることができました。
【テレビなどで良く見る巨大な看板群もあります。】
そんな街の中をすり抜け、昼食では飲茶を食べました。残念ながらこの店の飲茶は僕の口には合いませんでしたが、ショウロンポウ (小籠包)はおいしかったです。
次に黄大仙(ウォンタイシン)廟という道教の寺院に行きました。地下鉄で行きましたが、地下鉄料金は片道100円ちょっとの価格で、良心的です。ここ黄大仙廟では、中国の歴史を感じさせる風景を見ることができました。庭園はとても静かで、心を落ち着けられました。
尖沙咀(チムシャーツイ)に戻ってきた後、訊號山花園(ソンホウサーンファユン)展望台に登りました。かなり迷子になってようやく辿り着きました。なかなかの景色でしたが、ホテルの景色も負けず劣らず随分いいな、と感じました。
夜8時からの13分間は、「シンフォニー・オブ・ライツ」を楽しみました。これは、ヴィクトリア湾沿いにある33棟の高層ビルに設置されたサーチライトからの光線が音楽に合わせて飛び交うという、壮大なショーです。これは毎晩行われているもので、この日、私は「YMCA香港」の自室から楽しみました。
あとから知ったのですが、シンフォニー・オブ・ライツで流れる音楽はFMラジオで放送されており、「YMCA香港」の自室でも聴けるようになっています。私はそうとは知らず、この日は静かに美しい光だけを眺めていました。
ヴィクトリア・ピークへ
5/23(金)、自由行動ができる日としては、この日が最終日です。
朝起きた直後は、外は靄(もや)がかかっていて、また今日も天気が悪いのかな、と思っていましたが、しばらくすると、日も照り始めました。今日は、ヴィクトリア・ピークという香港の街を一望できる山に行く予定にしており、最適な天候になってきました。
ヴィクトリア・ピークへは、ピークトラムというケーブルカーで登りました。麓のピークトラム乗り場に着くと、そこには長~い行列ができていました。ヴィクトリア・ピークは香港で最も有名な観光地と言われており、観光客の多くが押しかけてくるところなのです。
30~40分ほど待って、ようやくトラムで山を登り、ピークタワーの屋上に向かいました。そこから見た香港の街の景色はとてもきれいでした。雨の多い時期に来たにもかかわらず、こんなにきれいな景色が見られて、ほんとにうれしかったです。その場をしばらく離れたくない気分でずっと景色を眺めていました。
昼食後、ヴィクトリア・ピークにあるショッピングセンター(ピーク・ギャレリア)で、翡翠(ヒスイ)製の「文昌塔」を購入しました。「文昌塔」は、集中力を高める効果があると言われている風水アイテムで、今回は中国人が大切にしているという翡翠のものを購入してみました。
ヴィクトリア・ピークを後にして、麓のビル街を少し散歩しました。大きなビルの入り口の多くに、獅子の置き物が左右一対で置いてあるのが印象的でした。
今回、私が最後の観光スポットに選んだのは、香港歴史博物館です。ここでは、香港の歴史以上に、中国の歴史を見ることもできました。私にとっては、今回の旅行は中国初上陸。興味深い内容が多かったです。香港を日本が占領した時の資料も残されており、ちょっと驚きました。また、香港の約170年の歴史をまとめた10分ぐらいの映像もよかったです。(他にもいくつかの短編映像がありました。)
夕食は、トロトロの牛肉とミンチがトッピングされたラーメンを食べました。真っ黒なスープで、ほんとにおいしいのかな、と心配しましたが、辛すぎず、予想以上においしかったです。
夕食後、私の海外旅行では恒例になっているスターバックスコーヒーに行きました。いつものように「アイススターバックスラテのショートで。」と頼みたいところでしたが、香港では、「アイスカフェラテのスモールで。」となりました。ちなみに、セブンイレブンと並んで、スターバックスコーヒーもかなりお店の数が多かったです。
その後、今回の旅行で最後となるシンフォニー・オブ・ライトを見にヴィクトリア湾岸に行きました。こちらも、靄が全く無く、今までで一番きれいな夜景でした。最後の最後にこんなにきれいな夜景が用意されていたとは。。。これには感動でした。最後の光と音楽のイベントを、とても楽しむことができました。
そして、5/24(土)、岡山直行便ではなく、中部国際空港経由で新幹線を使って岡山に帰ってきました。
今回の旅行では、飛行機キャンセルの不運はあったものの、マカオのカジノでの幸運や、最終日に天気が回復して、きれいな景色の思い出を作ることができ、なかなかの良い旅行でした。
これからは、香港で買ってきた翡翠の「文昌塔」を仕事場の机の上に置いて、集中して仕事に取り組もうと思います。