源義経の足跡を辿る・最終章

西日本旅行記

源義経の足跡を辿って、香川県の屋島に行ってきました。
今回は、小学生の頃に行って以来の訪問になりますが、以前の記憶はケーブルカーに乗って登山するシーンぐらいしか残っておらず、ほとんどが真新しく感じる景色でした。
今まで巡ってきた義経の史跡は、どこも哀愁漂うイメージが強かったですが、今回はそんな印象はあまりなく、落ち着いていて自然が溢れているところ、という印象でした。
談古嶺からは、屋島・檀の浦古戦場が一望できます。でも、もやがかかっていて、景色はまずまずでした。

屋島名物のかわら投げを楽しんだ後、血の池に行きました。紅葉がたいへん綺麗だったのですが、血の池のほとりで見る真っ赤の紅葉はちょっと不気味でした。

屋島寺にも行きました。こっちも紅葉がすばらしかったです。

昼食は屋島の麓にある「わら屋」でかまあげを食べました。巨大なとっくりにダシを入れているのがおもしろいです。

昼食後は、源義経の忠臣で、屋島の合戦で義経をかばって亡くなった佐藤継信(つぐのぶ)のお墓に行きました。地図も何も持っておらず、車で辺りを探していたのですが、なぜか発見。ほんと、継信さんに引き寄せられたような気分です。

身代わりとなって亡くなった継信の忠誠心もすごく尊敬しますが、そんなすばらしい忠臣に出会えた義経もすごいめぐり合わせだな、と思います。
ちなみに、高館義経堂もそうですが、佐藤継信のお墓も、江戸時代になって新たに建立されたものです。(佐藤継信のお墓については、義経が祭ったお墓も別にあるそうです。)人間の傑出した苦労や努力というものは、見る人はちゃんと見てくれているのですね。人の心の温かさを感じました。

これで私の源義経めぐりは一旦終了です。

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